Q&A

Q1. 更年期障害ってどんな病気?

女性のカラダは40歳を過ぎる頃から女性ホルモンを産生する卵巣の働きが低下しはじめ、女性ホルモンの量が減少していきます。
これに伴って規則的だった月経の周期が乱れはじめ、さまざまな症状が現れることがあり、これらを総称して「更年期障害」と呼びます。

Q2. どんな症状がありますか?

更年期の症状はさまざまで個人差がありますが、大きく6つの症状に分けられます。詳細は各ページをご覧ください。

精神神経系の症状の場合

 「イライラ感」「不安感」「不眠」「抑うつ的な気分」
「意欲の低下」「物忘れが増えた」「物覚えの低下」

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血管運動神経系の症状の場合

 「のぼせ」「ほてり」「発汗」「冷え」

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皮膚・分泌系の症状の場合

 

「皮膚の乾き」「ムズムズ」

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消化器系の症状の場合

 「のどの違和感」「お腹が膨る」

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運動器官系の症状の場合

 「腰痛」「背部痛」「肩こり」「関節痛」

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泌尿器・生殖器系の症状の場合

 「トイレが近い」「尿が漏れる」 

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Q3. どんな治療法がありますか?

更年期障害は身体的因子・心理的因子・社会的因子が複雑に関与して発症するため、医師による問診が必要です。
その上で生活習慣の改善や心理療法を試み、それでも改善しない症状に対して薬物療法などを行います。
更年期障害の治療法は ①漢方薬②ホルモン補充療法③サプリメント 大きく3つに分けられます。

漢方薬

漢方治療には、「三大処方」とも呼ばれる当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・加味逍遥散(かみしょうようさん)・桂枝茯苓丸(けいしぷくりょうがん)がよく使われています。
手足の冷え、頭痛、めまい、肩こりなどに対しては当帰芍薬散を、不安・不眠などの精神症状に対しては加味逍遥散を、のぼせ傾向にあり、下腹部に抵抗・圧痛の症状に対しては桂枝茯苓丸が有効です。

ホルモン補充療法(HRT)

卵胞ホルモン(エストロゲン)を補うことで、更年期障害を改善する治療法をホルモン補充療法(HRT)といいます。顔のほてり、発汗、動悸、息切れなどの血管運動神経症状に大変高い効果を示すことに加え、イライラや憂うつ、不眠などの精神症状も軽減します。更年期障害のすべてを改善できるわけではありませんが、かなりの症状に有効な治療法であるHRT。

ただし、デメリットもあります。ちょっとした出血や多少の体重の増加などトラブルが伴うこともあります。
HRTは健康保険がききますので、更年期の症状があったら、早めに相談されることをお勧めします。

サプリメント

近年、注目を浴びているのが大豆イソフラボンからつくられる「エクオール」という物質です。これは、体内に入った大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝され、生じる物質です。
エクオールサプリメントの摂取とホルモン補充療法を同時に行い、補充・代替療法の一つとしてサプリメント活用を検討してみるとよいです。

ただし、日本人の50%近い人が、大豆イソフラボンの代謝を担う特定の腸内細菌を持っておらず、エクオールが作れないことがわかっています。
自身でエクオール産生ができているかチェックできる簡単な検査キットもあるので、調べてみるとよいです。また、体内で賛成できない場合でも、数種のエクオールサプリメントがありますので、上手に取り入れてみましょう。

Q4. 更年期障害は、いつごろ終わりますか?

一般的に閉経時期の前後5年の10年間を更年期と呼びます。女性ホルモンの減少などによって、さまざまな症状が現れますが、その症状及び程度は個人差があるため、終わる時期について特定することは難しいです。
しかし、つらい状態がいつまでも続くものではありませんので、更年期は自分の心と体の状態を見直し、充実したシニアライフを迎える準備期間と前向きに捉えましょう。

Q5. 更年期を少しでも楽に過ごすためにできることはありますか?

編み物や折り紙など、気晴らしになるような趣味を見つけるほか、ウォーキングやヨガなど手軽に始められる運動をしてみましょう。

この記事を監修している先生


小山嵩夫クリニック

小山嵩夫先生

小山嵩夫クリニック院長
NPO法人「更年期と加齢のヘルスケア」理事長
一般社団法人「日本サプリメント学会」理事長

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